コマツは3月17日、バッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」の国内市場への導入を開始したと発表した。
当該機は、コマツがこれまで培ってきたハイブリッド建機やバッテリーフォークリフトの技術をベースに、エンジン駆動式と同等の掘削性能を発揮しつつ、“排気ガスゼロ”や騒音の大幅低減を実現している。屋内作業や夜間工事などでの活用が見込まれるほか、将来的に人・環境にやさしい機械の普及拡大を担う先進モデル。
昨年4月にドイツで開催された国際的な建設機械見本市「bauma2019」に試作車として出展し、顧客の現場での稼働試験を重ね、今回の市場導入開始となった。稼働試験に協力した顧客からは「低騒音のため作業者への口頭指示がしやすく、静かで危険を察知しやすい。」「排気ガスが出ないことで生垣など車両周辺の樹木を枯らす心配がなく、作業環境が改善された。」「屋内作業では排気ガスや排熱による現場の影響を気にしなくてよい。」といった評価を受けた。
今回の市場導入により、まず多くの顧客にバッテリー駆動式ミニショベルをレンタル車として使用してもらうことで、環境性や安全性を実感してもらい、今後の更なる普及を目指す。
コマツは今後も「品質と信頼性」を追求し、企業価値の最大化を図るとともに、ダントツバリュー(顧客価値創造を通じたESG課題の解決と収益向上)により、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指していく。
詳細は、ニュースリリース
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