月島機械(TSK)は2月27日、月島テクノメンテサービス(TTMS)、サン電子、富士通エレクトロニクスと共同で、上下水道施設における現場業務のスマート化に向けたスマートグラスの導入に向けた実証実験を開始したと発表した。
近年、上下水道施設の現場業務においては、担当する職員の減少、および高齢化や技術伝承といった課題が顕在化している。また、設備に故障が発生した際に現地作業員に電話で支援する際にはコミュニケーションに時間を要する場合があることや、電話支援での対応が難しい場合は、本社/主要拠点から知見を有する技術者を現地に派遣し、現状確認および対応が必要になることから、復旧に時間を要するなどの課題があった。
これら課題を解決するため、スマートグラスの活用による現場業務のスマート化の実証試験に着手していく。現場作業員がスマートグラスを装着し、高解像度カメラによる映像・音声データを本社/主要拠点の技術者と同じ目線、かつリアルタイムで共有することにより、離れた地点においても詳細な状況を把握することができる。知見を有する技術者は、ビデオ通話と映像による遠隔サポートを現場作業員に提供することにより、迅速で効率的な対応が可能になる。
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