韓国の建設機械メーカー、現代建設機械(Hyundai Construction Equipment、本社:京畿道城南市)は2月26日、2019年業績を発表した。売上高は、世界経済の不確実性が続いているため、前年比11.8%減の2,852.2(十億)ウォン、営業利益は売上高の減少に起因するコストの増加により同24.4%減の157.8(十億)ウォン、純利益は開発費用の償却を含む一時費用のため、同73.9%減の50.9(十億)ウォン、株主に帰属する当期純利益は同96.4%減、つまり前年の89.9(十億)ウォンから3.2(十億)ウォンとなった。以下、同社の第4四半期プレゼン資料より。(1ウォンは約0.09円)
■2019年の地域別売上高
直接輸出とインドは、政府の政策の遅れと景気の低迷により売上は減少した。先進市場はミニ及びスモールショベルの需要の増加により、売上は減少した。国内市場は、製品構成の改善により市場が縮小しているにもかかわらず、売上は増加した。
■2020年需要は5%減想定、収益性の高い製品を拡販
2020年の世界的な需要は、世界経済の低迷により、インドを除く全ての市場が減少することから、前年比5%減少すると予想される。
2020年の建設機械の世界市場は、世界経済の低迷と需要の減速により、急速な成長を遂げている中国プレイヤーとの厳しい競争が予想される。現代建設機械は、環境規制とデジタルイノベーションについては、New Techの競争を加速させる一方、企業間で激しい競争が行われているため、収益性の高い製品の販売拡大をめざす。
■現代建設機械について
現代建設機械は、1985年に生産を開始し、油圧ショベル、ホイールローダー、バックホーローダー、スキッドステアローダー、産業車両などの建設機械を製造している。140カ国に500の地元ディストリビューターを通じて製品を販売し、サポートしている。 米国、欧州、インド、インドネシア、ブラジル、中国(江蘇、山東、北京)に9つのグローバルオペレーションセンターを保有している。
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