国際協力銀行(JBIC)、上田興産(滋賀県)がベトナムで実施する金属製品事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は2月26日、上田興産(本社:滋賀県、上田 聡社長)のベトナム)法人UEDA KOSAN VIETNAM CO., LTD(以下、UKV)との間で、融資金額100百万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、滋賀銀行との協調融資によるもの。

 今回の案件は、UKVがベトナムのハナム省において行う金属製品の加工・販売事業に必要な資金を融資するものであり、加工工場の新設に充てられるもの。

 上田興産は、1971年に滋賀県で設立された中小企業者。各種製品の在庫管理、倉庫業務に加えガラス製品の加工業務および金属製品の製造・加工業務等幅広く事業展開しており、2019年、ベトナムにおける加工拠点としてUKVを設立した。東南アジアを中心に金属製品の需要拡大が見込まれる中、上田興産は、UKVの新設を通じて、東南アジアにおける積極的な事業展開を企図している。融資は、こうした上田興産の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

  JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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