古河機械金属、ロックドリル部門が小割用油圧圧砕機の新モデルを販売開始

 古河機械金属は2月14日、グループの中核事業会社である古河ロックドリル(本社:東京都中央区)が小割用油圧圧砕機「Vss9」を開発、2月より販売を開始すると発表した。

 古河ロックドリルは、解体市場向けに、油圧ショベルのアタッチメント製品である油圧圧砕機「Vシリーズ」として、小割用油圧圧砕機「Vsシリーズ」、大割用油圧圧砕機「Vxシリーズ」、SRC解体大割用油圧圧砕機「Vzシリーズ」多機能型鉄骨カッター「Vcシリーズ」の4タイプを市場投入してきた。

 解体市場では、都市再開発やインフラ整備に伴う解体工事が増加する一方で、工期短縮が課題となっている。特に都市部を中心に、低騒音で作業できることなどから油圧圧砕機の需要が増えており、同機を用いての作業効率のさらなる向上が求められている。

 2月より販売を開始する小割用油圧圧砕機「Vss9」は、従来機の「Vs9」で採用していたトラニオン油圧シリンダに対し、シンプルな形状の両端クレビス型油圧シリンダを採用し再設計したことで、アクティブフレームの開閉がよりスムースになった。それにより油圧圧砕機の操作性の向上や作業効率のアップが見込め、工期短縮に寄与できるようになった。また、3次元CAD解析を駆使した設計により、強度や耐久性の向上、耐摩耗による長寿命化を実現し、ユーザーメンテナンスコストの低減が可能になった。

 古河ロックドリルでは、今後もニーズが高まる解体市場向けに油圧圧砕機の拡販に取り組んでいく。

《価  格》 定価:4,000千円(税別)

《販売目標》 台数:年間30台

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