DMG森精機、フランスのGLO社に少数株主として資本参加

 DMG森精機は2月5日、フランスの GLOphotonics SAS(以下、GLO)に少数株主として資本参加したと発表した。

 近年、超短パルスレーザ(以下、フェムト秒レーザ)の材料加工への応用が進み、機械加工後の部品にフェム ト秒レーザ加工を付加的かつ部分的に行い、加工部品の付加価値を高める“複合的アプリケーション”の需要が 増加している。一方、工作機械にフェムト秒レーザを搭載し、加工点まで確実にレーザを伝送するためには、 従来のミラー等の光学系技術を利用した手法では、非常に困難かつ複雑なプロセスが必要とされていた。

 GLO が持つ中空コアフォトニック結晶ファイバー(HCPCF)技術は、DMG 森精機の多様な工作機械にフェムト秒 レーザ加工機能を柔軟かつ安定的に搭載可能で、その機能開発に必要不可欠な要素技術となる。

 今回の GLO への資本参加により、両社が行っているフェムト秒レーザ伝送技術の共同研究開発を一層加速し、機械加工後の微細加工の付加・表面改質、大型部品へのフェムト秒レーザ加工技術の応用など、新たな市 場開拓が見込まれる。

<GLOphotonics SAS の概要>

創業:2008 年 (Bath, UK)

創業者: Fetah BENABID

代表者:erome ALIBERT(CEO)

本社:J:Limoges, France

事業内容:フェムト秒レーザ伝送技術の研究開発、製造及び販売

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