<今期実績及び通期見通し>
・受注高は、パワードメイン(火力)の増加により、前年同期を上回った。
・売上収益及び定常収益(SpaceJetを除く)は概ね前年同期並み。
・通期見通しは、米中貿易摩擦等の市況悪化による影響を反映し、インダストリー&
社会基盤ドメインを下方修正。
・南ア和解によるB/S、P/L、C/Fへの影響の一部は第4四半期以降に反映予定。
・年間配当は前年度比20円増配の150円の予定(期首計画から変更なし)。
三菱重工業が2月6日発表した2020年3月期第3四半期(4~12月)連結業績によると、受注高は、パワードメイン(火力)の増加により前年同期を上回ったことにより、全体では前年同期に比べて1,741億円増収の2兆6,634億円、売上収益は前年同期に比べて427億円減少の2兆8,565億円となった。また、事業利益は、前年同期に比べて925億円減少の127億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前年同期を660億円上回る1,014億円となった。
■2019年度第3四半期決算実績 ハイライト
・SpaceJetの量産初号機の引き渡し予定時期は2021年度以降となる見通し。
・第3四半期累計で、過年度資産計上額(減損)及び当期損失額の合計△1,753億円を
事業損失に、33億円を当期利益(親会社の所有者に帰属する四半期利益)に計上した。
・当期利益については、過年度損失累計額及び当期損失計上額に対する繰延税金資産
(1,780億円)を計上した。
・通期では、事業損失△2,700億円、当期損失△600億円となる見通し。
・通期見通しに変更はなし。
・フリーキャッシュフローについては、投資の増加及び営業債務、契約負債の減少により、前年同期を下回るが、通期見通しに変更はなし。
・中間配当は前年度比10円増配の75円。(年間では前年度比20円増配の150円の予定)
■2019 年度の業績見通し
2019年度の業績は、受注高4兆500億円(前回予想:4兆3,000億円)、売上収益4兆3,000億円(同:4兆3,000億円)、事業利益0(同:2,200 億円)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,000億円(同:1,100 億円と修正した。
為替レートの前提は、1ドル110 円、1ユーロ120円。
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