宇部興産機械、射出成形機事業のグループ内再編を発表

 宇部興産の連結子会社である宇部興産機械は2月4日、射出成形機事業再編の一環として、子会社のU-MHIプラテック(以下、U-MHIPT)及びU&Mプラスチックソリューションズ(以下、UMPS)を吸収合併することを決定したと発表した。また、北米子会社のUBE MACHINERY INC.(以下、UMI)及びU-MHI PLATECHAMERICA,INC.(以下、UMPA)の合併についても併せて決定した。

 なお、今回のグループ内再編は2020年8月1日に実施予定だが、これに先立ち、三菱重工業は宇部興産機械にU-MHIPT株式15%を譲渡し、U-MHIPTは宇部興産機械の完全子会社になる。

 宇部興産機械は、2017年1月1日に三菱重工より85%の株式を譲り受けたU-MHIPTと共に、それぞれの持つ技術力、商品ラインアップ、販売・サービス網を融合することで、射出成形機のグローバル市場における事業拡大に努めてきた。一方で、射出成形機事業を取り巻く環境は、国内外ともに厳しさを増しており、グローバル市場での更なる事業拡大のためには、製品開発・製造・サービスを一段と強化し、顧客へ新たな価値を提供することが求められている。

 2020年8月1日にU-MHIPTが名古屋市岩塚地区より同市大江地区へ移転を予定している新工場「名古屋事業所(仮称)」の操業開始を機に、宇部興産機械グループの北米を含めたグローバルでの効率的な生産体制を構築することにより、射出成形機市場でのプレゼンス向上と事業拡大を目指す。

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