クボタ、「CDPウォーターセキュリティ2019」で最高評価を獲得、2年ぶり2回目

 ㈱クボタは2月4日、水セキュリティに関する調査「CDP※1ウォーターセキュリティ2019※2」において、最高位のAリスト企業に選定されたと発表した。これは、クボタの水セキュリティに関する事業戦略や対応、そして充実した情報開示が、国際的リーダーのレベルであると評価されたもの。クボタがウォーターセキュリティでAリスト企業に選定されるのはCDP2017以来、2年ぶり2回目。

 クボタはブランドステートメント「For Earth, For Life」を掲げ、「食料・水・環境」分野の課題解決に取り組んでいる。創業以来、水道用鉄管をはじめとしてバルブ、ポンプ、水処理施設など、取水から排水までトータルで製品を供給し、世界の水インフラ整備に貢献している。食料分野においても、農業用水の配管材や稲作に使用する水位管理システムなどを提供している。また、事業所では、工場排水の適正管理に加え、節水や排水再生利用など水使用量の削減にも取り組んでいる。さらに、グローバル生産拠点を対象に、水ストレスに関する調査を実施し、水資源の利用に関するリスクを把握・管理することにつなげている。

 世界では洪水や干ばつが頻発するなど、気候変動が水リスクにも深刻な影響を及ぼしている。安心・安全な水の供給や水処理施設の整備は、人々の健康や食糧生産、経済活動にも大きな影響を与え、国連SDGsの目標達成にも欠かせないものとなっている。

 クボタでは、今後も水資源の保全を重要課題のひとつとして捉え、グローバルな事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく。

※1 企業や都市の気候変動対応や水資源の管理、森林保護に関する調査を通じて取り組みの促進を図っている国際的な非営利組織。2019年は、運用資産総額96兆米ドルを有する525社の機関投資家や、調達費用総額3.6兆米ドルにのぼる125社の企業を代表して調査が行われた。世界の時価総額の50%以上を占める8,400社以上の企業がCDPを通じて環境データを開示している。

※2 企業の水セキュリティに関する情報開示プログラム。企業に対して、水に関する“事業のリスクや機会の特定・評価”、“方針・戦略の策定と実行”等についての情報開示を求め、調査・評価を実施している。

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