㈱タダノは12月12日、創業100周年記念事業の一環として、かねてから縁のあるチリ・イースター島へ3台目のクレーンを寄贈し、12月9日にフリオ・フィオル駐日チリ共和国大使を同社に招いて記者発表を開催したと発表した。
「クレーンがあれば倒れたモアイ像を起こせるのに」。イースター島の知事が日本のテレビ番組の取材で発した一言がきっかけで、タダノは1991年から「モアイ修復プロジェクト」に取り組み、イースター島へラフテレーンクレーンを寄贈。チリ政府や考古学者などの協力のもと、1995年に15体のモアイ像が祭壇に立った(アフ・トンガリキ)。その後もイースター島とタダノとの友好関係は継続しており、「クレーンが壊れた」との知らせを受け、 2005年には2台目となるラフテレーンクレーンを寄贈した。
タダノでは、「このたび当社が創業100周年を迎えたことを機に3台目となるラフテレーンクレーンを寄贈することにさせていただきました。2台目と同様に、島の人々の生活を支える大切な機械として、引き続きお役立ちができればと考えております。」
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