荏原、エリオットがクライオポンプ試験施設の起工式を実施

 ㈱荏原製作所は12月10日、傘下のコンプレッサ・タービン事業を担うElliott Group(エリオットグループは、2021年5月の竣工に向けて米国ペンシルベニア州ジュネットでクライオポンプ試験施設の起工式を行ったと発表した。ジュネット市の市長をはじめとする関係者や、荏原製作所取締役の前田会長、エリオットグループのMichael Lordi(マイケル・ローディ)最高経営責任者(CEO)などの経営陣、顧客や関係者など50名以上が参加した。

 エリオットのクライオポンプは、世界中のLNG、LPG等のプラントで低温液化ガスを移送する役割を担っている。今回、エリオットの重要拠点であるジュネットに大規模かつ最新の試験施設を立ち上げることで、より信頼性の高いクライオポンプを世界中の顧客にスピーディーに提供していく。

 荏原とエリオットグループは、新施設設立によりグローバルな研究開発、生産、供給体制を強化していく。また、競争し挑戦するマインドをもって、今後も信頼され、期待され続ける製品を提供するためさらなる品質・サービスの向上に全力で取り組んでいく。

<施設概要>

施設名称:Elliott Group Cryodynamicⓒ Products Testing Facility

(エリオットクライオポンプシリーズの製品試験施設)

所在地:718 Bullitt Avenue Jeannette, PA 15644

出資比率:荏原100%

敷地面積:30,000ft2

建築面積:13acre

竣工時期:2021年5月

投資額:約6千万ドル(約65億円)

業務内容:クライオポンプ、エキスパンダーの試験

 ニュースリリース