国際協力機構(JICA)、ケニア向け円借款(478億円限度)貸付契約の調印

・東アフリカ地域の玄関口モンバサに架かる橋梁建設により域内経済の活性化に貢献

 国際協力機構(JICA)は、12月5日、ケニアの首都ナイロビにて、ケニア共和国政府との間で、「モンバサゲートブリッジ建設事業(第一期)」(画像:完成予想図)を対象として478億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

 本事業は、東アフリカ地域の玄関口であるケニアのモンバサにおいて、モンバサ島と南部のリコニ地区を繋ぐアフリカで最長となる斜張橋の建設と、周辺道路の改良を行うことにより、島内の渋滞の改善及びモンバサ域内の交通や流通の円滑化を図り、ケニア及び近隣諸国の経済発展に寄与するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9に貢献します。

 なお、本事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)(注)が適用され、本事業で建設される橋梁には日本の鋼管矢板基礎や斜張橋建設技術等が活用される予定です。

(注)Special Terms for Economic Partnershipの略。わが国の優れた技術やノウハウを活用した途上国への技術移転を通じて、わが国の「顔の見える援助」を促進するために創設された円借款の供与条件。主契約は日本タイド、下請けは一般アンタイド。なお、主契約者は、本邦企業、海外に存する本邦企業の子会社、本邦企業と借入国との共同企業体(JV。本邦企業がリードパートナー)のいずれかであることが必要。また、一定の条件下において、本邦企業と本邦企業の持分法適用会社とのJV(本邦企業がリードパートナー)も主契約者となることが可能。

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 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。