JFEエンジニアリング子会社、非常用コンパクト浄水装置「ライラック III」(ライラックスリー)を発売

 JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は12月4日、100%子会社であるJFEアクアサービス機器(本社:静岡県掛川市)が、非常用コンパクト浄水装置「ライラックIII」(ライラックスリー)を発売したと発表した。

 近年、わが国では自然災害が頻発しており、水や電気などのライフラインが寸断された状況での衛生環境の確保が求められている。特に生活に最も必要な水は、飲用として一人あたり3L/日、洗濯や洗浄などの生活用水まで含めると15L/日が必要と言われている。

 公共の避難所ではペットボトル飲料水の備蓄が進んでいるが、飲用以外の衛生上必要な生活用水までペットボトル水で十分賄うことはできない。生活用水が不足すると体調悪化や、感染症の拡大といった健康リスクを引き起こす恐れがある。

 ライラックIIIは、災害時に避難所で必要な生活用水を必要なだけつくるために開発された商品で、浄化された水は洗濯水、洗浄水、浴用水など様々な用途に安心して使うことができる。水源はプール、河川、井戸、池、雨水などを想定しており、小型・軽量、簡単操作、高い浄水能力、低価格が特長。

 同社グループはくらしの礎を創り、担う企業として、災害時にも安全・安心の生活環境づくりで社会に貢献していく。

<発売概要>

・販売価格:830,000円(消費税抜、送料別)

・コンパクト&シンプル。電源は家庭用コンセントで可

・2人で楽々持ち上げられる(モデル身長170cm)

・重量34kg、幅470×奥行670×高さ550mm

 ニュースリリース