東洋エンジニアリング(TOYO)と日鉄エンジニアリング(NSE、本社:東京都品川区)は11月28日、共同企業体により、合同会社御前崎港バイオマスエナジーが静岡県御前崎市・牧之原市に計画する74,950kWのバイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表した。
受注したプロジェクトは、木質ペレットとPKS(パーム椰子核殻)を燃料とするバイオマス専焼発電所を建設するもの。発電設備は、再熱方式(*)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備で、共同企業体は発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
TOYOとNSEは、2017年12月の包括連携契約の締結以降、お互いの企業価値向上が期待できる事業や取り組みなど幅広い領域で協業を進めてきた。今回のプロジェクトでは、双方のエンジニアリングリソース等の相互補完を通じて、より競争力のある提案が実現できることから、両社で共同受注・実行することになった。
(*)再熱方式:蒸気タービンにて仕事をした蒸気をボイラーで再加熱し、再度蒸気タービンへ通気させることにより高い発電効率を実現することができる。
<受注概要>
客先:合同会社御前崎港バイオマスエナジー(鈴与ニュースリリース)
受注者:東洋エンジニアリング株式会社と日鉄エンジニアリング株式会社で構成する共同企業体
建設地:静岡県御前崎市と牧之原市
対象設備:74,950kWバイオマス専焼発電設備
役務内容:設計、機器資材調達、建設工事、試運転の一括請負
完成予定:2023年