・事業拡大を目指すヨーロッパ、スウェーデンから初受注
三井E&Sマシナリーは11月21日、トルコのYilport Holding Inc.(以下、Yilport)より同国ゲムリック港向けに三井パセコポーテーナ(岸壁用ガントリークレーン)4基及び電動式三井パセコトランステーナ(ヤード用トランスファークレーン)6基を、またスウェーデンのガブレ港向けに三井パセコポーテーナ(岸壁用ガントリークレーン)3基を受注したと発表した。受注総額は約100億円。
Yilportは石炭、鉄鉱石、肥料等の輸出入、海運業等を手掛けるYildirim Holding Inc. の100%子会社。Yilportはトルコ国内にコンテナターミナルを5つ持ち、既に三井E&Sマシナリーはポーテーナレジスタードマーク12基とトランステーナレジスタードマーク36基を納入済みだが、トルコだけにとどまらず、世界8カ国・16ターミナルの運営も行っている。
今回受注したゲムリック港には、2015年にポーテーナ4基、2014年にトランステーナ9基更に2017年にはトランステーナ4基を納入している。ゲムリック港の繁忙に加え、三井E&Sマシナリー社クレーンのパフォーマンスの良さが評価され、今回の受注につながった。
また、ガブレ港はスウェーデン中央部に位置し、スウェーデンの良質な鋼材の輸出が盛んな港であり、今回の設備投資により今後大いにコンテナ荷役量の増加が望めるターミナル。
ゲムリック港に収めるポーテーナはコンテナ23列に対応し、18,000TEU船の荷役が可能。またガブレ港に納めるクレーンはコンテナ22列対応で、14,000TEU船に対応可能な大きさで、トラック位置検出機能を装備すると共に半自動荷役機能も搭載した最新鋭のクレーンとなっており、同港の更なる荷役効率向上に寄与する。
また、今回のガブレ港向けポーテーナ受注は、三井E&Sマシナリーにとってヨーロッパにおいて初めての三井パセコポーテーナの受注となり、今後もこの実績をもとにヨーロッパでの事業展開を拡大していくことを目指していく。
画像:トルコゲムリック港
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