豊田合成、約18億円投じベトナムでエアバッグ部品の生産能力を強化

 豊田合成(本社:愛知県清須市)は11月13日、グローバルでのエアバッグの需要拡大に対応するため、ベトナムのエアバッグ部品の生産子会社である豊田合成ハイフォン(TGHP)の生産能力を強化すると発表した。

 同社のタイビン工場に新棟を建設し、2023年度のベトナムでのバッグ(衝突時に膨らむ袋)の生産能力を2018年度の約1.5倍となる年2,500万個に拡大する。なお今回の工場拡張に伴う投資額は約18億円※で、2020年5月に着工、2021年10月に生産を開始する。

 豊田合成は2025事業計画(中長期経営計画)において、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけており、2023年度のグローバルでのエアバッグの生産能力を2018年度の約1.6倍となる年1億個に増やす計画。

※1ドル=109円で計算

<TGHPの概要>

社名:豊田合成ハイフォン(有)

所在地:(本社工場)ハイフォン市

    (タイビン工場)タイビン省 ティエンハイ工業団地

設立:2004年9月

資本金:6,750万米ドル

株主:豊田合成株式会社 95% 豊田通商株式会社 5%

面積:(本社工場)敷地 135,000m2 建屋 約60,000m2

   (タイビン工場)敷地 113,000m2 建屋 約55,000m2(拡張前:約20,000m2)

従業員数:(本社工場)約3,800名

     (タイビン工場)約2,000名[2023年度末予定](拡張前:約700名[2019年9月現在])

生産品目:エアバッグ部品(バッグ) 、ハンドル

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