鍛圧機械、2019年10月の受注は27.1%減の265.3億円、8カ月連続マイナス

 日本鍛圧機械工業会が11月8日に発表した2019年10月の受注総合計は265.3億円、前年同月比27.1%の減と8カ月連続で前年を割り込んだ。プレス系・板金系ともに落込んでおり機械合計でも28.6%減となった。米中貿易摩擦の長期化が世界経済のマイナス要因に働くのに加え、中国、東南アジア、インドなどで自動車の販売が低調であり、関連設備投資意欲の低下が懸念される。

 機種別によると、プレス系機械は134.4億円、前年同月比26.2%減。超大型プレスが3.3%減、大型プレスは16.5%減、中型プレス68.3%減、小型プレスも51.7%減。油圧プレスは67.9%減だが、フォーミングが37.2%増、自動化・安全装置は38.5%減。板金系機械は66.3億円で前年同月比33.1%減。レーザー・プレズマが39.9%減、パンチチングも42.3%減、プレスブレーキ13.7%減。

 国内は100.3億円、前年同月比29.9%減。金属製品製造業が27.6%減、一般機械72.5%減、電機も50.0%減、自動車が7.0%減、鉄鋼・非鉄金属も7.0%減となった。

 輸出は100.4億円、前年同月比27.3%の減。中国向けのみが1.3倍増で、韓国・台湾向け62.7%減、欧州向けも40.5%減、北米向け55.4%減、東南アジア向け61.2%減、インド向けも44.5%減。

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