神戸製鋼の建設機械(コベルコ建機)、2019年4~9月売上は3.5%減の1,978億円

・通期は3,900億円、経常は90億円に修正

 ㈱神戸製鋼所が11月6日に発表した2020年3月期第2四半期連結累計期間(4~9月)業績によると、建設機械(コベルコ建機)事業の売上高は、前年同期比3.5%減の1,978億円(前年同期:2,049億円)となり、経常利益は、前年同期比47億円減益の87億円(同:135億円)となった。油圧ショベルの販売機種構成の変化や、為替がユーロや元に対して円高となった影響を受けた。

 油圧ショベルの販売台数は、東南アジアでは、インフラ工事の延期の影響などにより需要が一時的に減退したことなどから減少したものの、需要が堅調な中国や国内では増加したことから、前年同期並みとなった。クローラクレーンの販売台数は、東南アジアを中心に海外メーカーとの競争が激化したことなどから、前年同期を下回った。

 今後の見通しについては、油圧ショベルは日本及び中国を中心に堅調な需要が継続するものの、欧州及び東南アジアでは減速感が出てきており、海外メーカーとの競争が激化すると想定。クローラクレーンの世界総需要については、前年同期並で推移すると想定している。

 通期売上高は3,900億円(18年度実績:3,860億円)、経常利益90億円(255億円)と前回予想(売上3,950億円、経常利益115億円)を修正した。

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