今回のPTC ASIA 展示会で、恒立液圧(江蘇恒立液圧股份有限公司)は、重点的に高性能油圧ピストンポンプとモーター、全電気制御走行機械用マルチウエイバルブ、及び比例制御、サーボフイードバック控制を備えた工業用油圧バルブを展示している。
恒立液圧の中国地区営業センター総経理の賈上青は、高性能ピストンポンプとモーターは球面流量分配構造を採用しており、耐コンタミ能力に強く、低圧と低速領域においても高い効率を保ち、機械的損失を減らしている。さらに、構造の最適化により、体積はより小型化され、設備のより小さいスペースに取り付けられる利便性があると説明している。
比例制御、サーボフイードバック控制を備えた工業用油圧バルブは、走行設備により良い控制経度をもたらし、応答はより早くなり、効率の向上を助け、システムのインテリジェント化を実現している。
フルードパワートランスミッションは、工業機械分野において極めて幅広い用途があり、しかも、油圧産業の発展には、国内市場の巨大な需要と切り離すことは出来ない。賈上青は、恒立液圧の高圧油圧シリンダ、油圧ポンプ、モーター、バルブ、精密鋳物、空気圧機器及び一連の油圧システムは、すでに三一、徐工、柳工、キャタピラー、テレックス、マニトワック、日立、コベルコ等の多くの国内外の建設機械メーカーの機械に使用され、顧客から一致した承認を得ていると述べている。
また、賈上青は「将来、恒立液圧の製品の多様化、インテリジェント化に伴い、私たちの製品は、外国の類似製品に完全に代替出来ます。技術的塁壁の苦境から抜け出し、市場の健全な発展を推し進めて、顧客により多くの経済的効益をもたらします!」と誇らしげに語っていた。
加速する5G の商業化のもとで、恒立液圧は生産情報システムの相互接続アプリケーションの模索を試みている。賈上青は例を挙げて次のように紹介している、ポンプ、バルブ工場においては、今後の情報データの相互接続に備えるために、恒立液圧のFMS 生産ライン、スプールとピストンの研磨ライン、鋳造工場内の全自動高精密鋳造造形生産ライン、中子生産ライン等々、何れの生産ラインにもサブ制御システムが具えてあり、移送ラインには、スキャンコード端末が配置されている。
特に、5G 技術が成熟知れば、恒立液圧は、徐々に管理チェーン、サプライチェーン、製造チェーン等の個々のサブシステムを順繰りにつなげて、「ブラックライトワークショップ」(中:黒灯車間)、「フラックライトファクトリー」(黒灯工廠)を構築し、生産のインテリジェント化、自動化した効率の高い生産を達成するであろう。