アネスト岩田、フランスEMS社と資本提携、5年後には欧州向けで年間20億円見込む

 アネスト岩田(本社:神奈川県横浜市)は11月1日、フランスの車両搭載用コンプレッサメーカーであるEMS CONCEPT(以下、EMS社)の持分を14.8%取得し、資本提携をすることとなったと発表した。

 EMS 社は鉄道及び電動のバス・トラックといった商用車に搭載するコンプレッサの製造・販売を行うフランス有数の圧縮機メーカーで、確かな技術力と品質を活かし、フランスを中心とした欧州の車両メーカー向けに様々な圧縮機を供給している。

 今回の資本提携を通じて、アネスト岩田グループは欧州向け車両搭載用圧縮機の製品ラインナップ拡大、生産体制の強化、並びに欧州規格への対応力を向上させ、欧州並びに欧州規格エリアの車両市場において、事業成長のさらなる加速を目指していく。5年後には、既存のアネスト岩田グループにおける販売分とアネスト岩田の圧縮機を用いてEMS 社で製造した製品の販売分を合わせて、年間20億円程度の売上を見込んでいる。

<EMS 社の概要>

名称:E.M.S. CONCEPT SARL

設立年月日:1950 年

本社所在地:18 Rue du Maréchal Joffre, 67700 Saverne

事業内容:車両搭載用コンプレッサの製造及び販売

資本金:150,000 ユーロ(約1,800 万円)

従業員数:40 名(2019 年9 月現在)

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