建設機械出荷、2019年9月は8.4%増の2,571億円、2カ月振りの増加

・内需は12カ月連続の増加、外需は2カ月連続の減少

 日本建設機械工業会が10月31日に発表した2019年9月の建設機械出荷金額によると、内需は36.5%増加の1,352億円、外需は11.8%減少の1,219億円、総合計では8.4%増加の2,571億円となった。その結果、内需は12カ月連続の増加、外需は2カ月連続の減少となった。総合計では2カ月振りの増加となった。

■内需は36.5%増の1,352億円

 内需について機種別に見ると、トラクタ74.7%増加の183億円、油圧ショベル47.9%増加の396億円、ミニショベル37.1%増加の120億円、建設用クレーン34.2%増加の302億円、道路機械2.2%増加の53億円、コンクリート機械38.0%増加の36億円、油圧ブレーカ圧砕機39.9%増加の25億円、その他建設機械17.3%増加の88億円の8機種と補給部品18.4%増加の111億円が増加し、内需全体では36.6%の増加となった。

■外需は11.8%減の1,219億円

 外需について機種別に見ると、ミニショベル41.8%増加の203億円、建設用クレーン7.9%増加の70億円の2機種が増加したものの、その他7機種と補給部品が減少した。

 地域別に見ると、オセアニアが8カ月振りの増加、中近東が18カ月振りの増加、欧州が2カ月振りの増加、CISその他東欧が3カ月振りの増加の4地域が増加したものの、外需全体では11.8%の減少となった。

■油圧ショベル、9月の国内出荷台数は47.5%増の4,016台

 9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ2,220台(前年同月比95.9%増加)、油圧ショベル4,016台(同47.5%増加)、ミニショベル4,501台(同39.6%増加)、クローラクレーン72台(同53.2%増加)、ラフテレーンクレーン313台(同52.7%増加)、アスファルトフィニッシャ56台(同36.6%増加)――となった。

 また1~9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ8,212台(前年同期比24.7%増加)、油圧ショベル19,402台(同30.0%増加)、ミニショベル22,700台(同10.3%増加)、クローラクレーン355台(同5.6%減少)、ラフテレーンクレーン1,555台(同17.7%増加)、アスファルトフィニッシャ351台(同2.0%増加)――となった。

 四半期別統計によると、トラック搭載型クレーン他の7~9月実績は、4,099台(前年同期比0.9%減少)、1~9月は、12,711台(前年同期比11.3%増加)、高所作業車の7~9月実績は、4,748台(同12.7%増加)、1~9月は13,657台(同19.2%増加)となった。

 9月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース