ロボット統計、受注・生産・出荷実績2019年7~9月期【会員ベース】を発表

 日本ロボット工業会:2019年10月25日

◆調査概要

 「ロボット統計受注・生産・出荷実績 2019年7~9月期【会員ベース】」は、当会の産業用ロボット月別統計調査を基に作成したもので、当会の正会員及び賛助会員対象企業による実績である。

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◆業況

 2019年7~9月期は、受注額が対前年同期比7.7%の減少、生産額が同7.2%の減少となった。昨年下期からの減速が長期化している中、底堅く推移しているものの、未だ持ち直しの兆しはみられない。

 国内向け出荷は前四半期に続き出荷額トータルで対前年同期比で増加。溶接用やハンドリング・組立用などが堅調、業種では自動車製造業向けが引き続き堅調。

 輸出は主要用途向けで軒並み減少。溶接用は6四半期連続での前年同期比減少となった。輸出先では中国・欧米向けの減少傾向に変化はみられない。中国向けは昨年並みで低調。昨年好調だった欧州向けの減速が目立つ。

受注・生産・出荷の各状況は以下の通り。

1.受注

・受注台数(台) : 44,275(前年同期比▲13.5%) 【5四半期連続の減少】

・受注額(億円) : 1,706(同▲7.7%) 【4四半期連続の減少】

2.生産

・生産台数(台) : 45,148(前年同期比▲15.0%) 【5四半期連続の減少】

・生産額(億円) : 1,724(同▲7.2%) 【5四半期連続の減少】

3.出荷

・総出荷台数(台) : 46,161(前年同期比▲10.6%) 【5四半期連続の減少】

・総出荷額(億円) : 1,759(同▲5.5%) 【3四半期連続の減少】

・国内出荷台数(台): 11,328(同▲1.5%) 【2四半期連続の減少】

・国内出荷額(億円): 541(同+12.7%) 【4四半期連続の増加】

・輸出台数(台) : 34,833(同▲13.2%) 【5四半期連続の減少】

・輸出額(億円) : 1,218(同▲11.8%) 【5四半期連続の減少】

3.1 国内出荷内訳

電気機械製造業向け

・国内出荷台数(台) : 2,785(前年同期比▲10.8%) 【2四半期連続の減少】

・国内出荷額(億円) : 145(同+2.8%) 【2四半期ぶりの増加】

自動車製造業向け

・国内出荷台数(台) : 4,147(前年同期比+4.2%) 【2四半期連続の増加】

・国内出荷額(億円) : 183(同+14.2%) 【4四半期連続の増加】

3.2 輸出内訳

電子部品実装用

・輸出台数(台): 3,075(前年同期比▲14.6%) 【3四半期連続の減少】

・輸出額(億円): 504(同▲12.3%) 【3四半期連続の減少】

溶接用

・輸出台数(台): 7,412(前年同期比▲13.3%) 【6四半期連続の減少】

・輸出額(億円): 164(同▲24.5%) 【6四半期連続の減少】

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