日立産機システム、サルエアー社ミシガンシティ工場を拡張し生産設備を増強

・空気圧縮機事業の北米製造能力を強化

   ㈱日立産機システムは10月11日、米国において共に空気圧縮機事業を手がけるSullair, LLC(CEO:JackCarlson/以下、サルエアー社)の主要工場であるミシガンシティ工場の敷地を拡張し、生産設備を強化すると発表した。

 2017年に日立グループの一員となったサルエアー社は、1965年設立の米国の空気圧縮機メーカー。今回、サルエアー社のミシガンシティ工場を生産能力向上のために設備投資を行い2019年10月4日に鍬入れ式を実施した。

 鍬入れ式には、ミシガンシティ市長 Ron Meer氏、ミシガンシティ経済開発公社(EDCMC)Executive Director Clarence Hulse氏、インディアナ州ホルコム知事室 Senior Operations Director Luke Bosso氏などが来賓され盛大に開催された。

 サルエアー社のミシガンシティ工場は、建設現場などで使用するポータブル空気圧縮機に加え、自動車、化学、食品・飲料他産業用、および世界中のオイル&ガス分野で使用されている空気圧縮機も製造している。今回の設備投資を通じ、米国内外に拡大する顧客のさらなる需要に対応していく。

 投資規模は約30百万米ドル(約32.4億円、108円換算)拡張計画は新製造建屋の建設や倉庫、従業員向け駐車場の増設80,000平方フィート、および280,000平方フィートにおよぶ既設製造施設の最適化も含む。

 また、ミシガンシティ市における新たな雇用の創出に貢献する。

 これによりサルエアー社の北米事業のさらなる強化を図り、積極的な成長に向けた事業運営の柔軟性を高めていく。

■サルエアー社について

 サルエアー社は1965年にインディアナ州ミシガンシティ市で設立された空気圧縮機メーカー。2017年7月より、日立グループとなり、米国と中国の製造工場から信頼性、耐久性、パフォーマンスの高い空気圧縮機事業を日立産機システムと連携してグローバルに展開している。サルエアー社のウェブサイト( https://www.sullair.com/en )を参照。

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