三菱電機、インドに自動車用機器の新工場、環境規制対応製品の需要拡大に対応

・投資額は17億円、2021年10月稼働予定

   三菱電機は10月8日、インドにおける自動車機器の製造・販売拠点であるMitsubishi Electric Automotive India Pvt. Ltd(三菱電機オートモーティブ・インド、インド ハリアナ州、以下MEAI)の新工場をインド グジャラート州に建設し、インドの環境規制に対応した電動パワーステアリング用モーターコントロールユニット、GMR※1回転センサーおよびEGRバルブ※2の生産体制を拡充すると発表した。投資金額は約17億円で、稼働開始は2021年10月を予定している。

 近年、地球環境保護の観点から、インドでは自動車のCO2の排出量削減に貢献する製品の需要が増加している。三菱電機は今回、MEAIの本社工場(ハリアナ州)の分工場として、新たにグジャラート州に新工場を建設し、インドの環境規制に対応した自動車用機器の生産体制を拡充する。今後も当社が強みとする燃焼制御やモーター巻き線を利用した製品を開発・生産し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指す。

※1 Giant Magnet-Resistance(巨大磁気抵抗素子)

※2 Exhaust Gas Recirculation Valve(排ガス再循環装置用バルブ)

<新工場の概要>

所在地:インド グジャラート州

面積・構造:延床面積約20,000㎡、2階建

生産品目:電動パワーステアリング用モーターコントロールユニット、GMR回転センサー、 EGRバルブ

投資金額:約17億円

稼働開始時期: 2021年10月予定

環境・省エネ対策:ED照明、太陽光パネル、生活排水の再利用、電力監視システムほか

<MEAIの概要>(2019年8月末時点)

社名:Mitsubishi Electric Automotive India Pvt. Ltd.

(三菱電機オートモーティブ・インド)

代表者:稲谷 佳人

従業員数: 535人

所在地:インド ハリアナ州

資本金:190百万ルピー(約3億円、三菱電機株式会社 100%出資)

設立日:1998年10月29日

事業内容:自動車電装品(オルタネーター、電動パワーステアリング用モーターコントロールユニット、GMR回転センサー、パージコントロールバルブ等)の生産、販売

 ニュースリリース