㈱日本製鋼所は10月3日、三菱ロジスネクストの100%子会社であるニチユマシナリー(本社:滋賀県近江八幡市)の全発行済株式を2019年11月1日(予定)に取得し、子会社化することを決定したと発表した。
日本製鋼所は、セパレータフィルム用途でトップシェアのフィルム・シート製造装置において、伸長が期待される海外市場への対応を強化するため、装置製造販売で重要とされるフルライン提供に欠かせない巻取機のラインアップを模索していた。
一方、ニチユマシナリーは1960年代から国内外に樹脂フィルム・シート、不織布、粘着テープ、繊維製品等の生産ラインの最終工程で製品の巻取りを担う巻取機を国内外に事業展開している。
このようななか、日本製鋼所は、三菱ロジスネクストよりニチユマシナリーの全発行済株式を取得することで、フィルム・シート製造装置のフルライン対応をより充実させることを通じ、一層の事業拡大が可能になると判断し、今回の決定に至った。
<ニチユマシナリー株式会社の概要>
所在地:滋賀県近江八幡市安土町西老蘇8番地1
代表者の役職・氏名:代表取締役社長 和田 俊雄
事業内容:各種巻出機・巻取機の製造、販売、部品販売、保守サービス
資本金:40百万円(2019年3月31日現在)
設立年月日:1999年(日本輸送機株式会社(現三菱ロジスネクスト)から分社)
株主:三菱ロジスネクスト株式会社(保有割合:100%)