・内需は11カ月連続の増加、外需は2カ月振りの減少
日本建設機械工業会が9月30日に発表した2019年8月の建設機械出荷金額によると、内需は16.5%増加の841億円、外需は16.8%減少の1,195億円、総合計は5.7%減少の2,036億円となった。その結果、内需は11カ月連続の増加、外需は2カ月振りの減少となった。総合計では2カ月振りの減少となった。
■内需は16.5%増の841億円
内需について機種別に見ると、トラクタ27.0%増加の85億円、油圧ショベル14.9%増加の208億円、ミニショベル3.4%増加の73億円、建設用クレーン23.6%増加の194億円、道路機械25.1%増加の28億円、コンクリート機械1.4%増加の26億円、基礎機械42.6%増加の64億円、油圧ブレーカ圧砕機22.3%増加の17億円、その他建設機械15.1%増加の54億円の9機種が増加し、内需全体では16.5%の増加となった。
■外需は16.8%減の1,195億円
外需について機種別に見ると、ミニショベル4.3%増加の173億円、コンクリート機械544.4%増加の3億円、基礎機械266.3%増加の17億円の3機種が増加したものの、その他6機種と補給部品が減少した。地域別に見ると、北米が24カ月連続の増加、中南米が2カ月振りの増加の2地域が増加したものの、外需全体では16.8%の減少となった。
■油圧ショベル、8月の国内出荷台数は25.1%増の1,960台
8月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ803台(前年同月比30.6%増加)、油圧ショベル1,960台(同25.1%増加)、ミニショベル2,308台(同11.1%増加)、クローラクレーン44台(同4.8%増加)、ラフテレーンクレーン145台(同12.4%増加)、アスファルトフィニッシャ34台(同0.0%)――となった。
また1~8月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ5,992台(前年同期比9.8%増加)、油圧ショベル15.386台(同26.1%増加)、ミニショベル18,189台(同4.9%増加)、クローラクレーン283台(同14.0%減少)、ラフテレーンクレーン1,242台(同11.3%増加)、アスファルトフィニッシャ295台(同2.6%減少)――となった。