スチールプランテック、AI・IoT技術を活用したスマートプロダクツ「S-Series」を初受注

・共英製鋼向け測温サンプリングロボット「S-ROBOT」

 製鉄プラントエンジニアリングメーカーのスチールプランテック(本社:神奈川県横浜市)は9月24日、共英製鋼(本社:大阪市北区)より枚方事業所(大阪府枚方市)向けにスチールプランテックの新しいラインナップ「S-Series」の測温サンプリングロボット「S-ROBOT」を受注したと発表した。2020年8月稼働を目指す。

 「S-Series」は“AIやIoT技術を活用し既存商品の「モノ」と「サービス」の付加価値を高めること”をコンセプトとして開発を進めてきたスマートプロダクツの総称で、「S-ROBOT」は電気炉用の測温サンプリングロボット。これまで手作業で行ってきた炉前でのサンプリングをロボット操作で完了し、毎回必要なプローブ(探針)の交換も自動で行えるため、省力化と安全面の向上を同時に実現する。また、オール日本製で納品できるため、メンテナンスをスチールプランテックが一元管理できることもメリット。

 共英製鋼は働き方改革の一環で”炉前無人化”を目指しており、今回の受注はそのニーズに対応したもの。スチールプランテックでは、今後も電気炉、連続鋳造、条鋼圧延の分野を中心に、ロボットを活用した工場の安全・省力化、画像応用・AI/ビッグデータ解析による操業改善や品質向上、プロセス分析に基づく操業支援サービスなどの開発を進め、ワンマンオペレーションや、これまでプラント毎に設置していた操作室の中央集約化、遠隔操業など、よりスマート化の実現を目指していく。

 ニュースリリース