・首都マニラ近郊の新都市建設 スマートシティ開発に係る設計業務
日本工営(本社:東京都千代田区)は9月27日、フィリピンの新産業都市ニュークラークシティ建設におけるインフラ設計業務を受注したと発表した。
フィリピンでは、同国の基地転換開発公社(Bases Conversion and Development Authority、以下、BCDA)が、㈱海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)と共同で、首都マニラ近郊の旧クラーク米軍基地跡地(9,450ha)に、大規模新都市ニュークラークシティを開発する大規模プロジェクトを進めている。首都マニラが抱える交通渋滞や人口密集、一極集中などの課題解決を目指し、政府施設移転、高速鉄道などの建設等により2065年までに120万人の居住人口と80万人の雇用を創出する国家プロジェクト。
同事業において日本工営は、同跡地内で建設予定の新都市(約3,600ha)のスマートシティ開発に係るマスタープランの見直しとインフラ設計業務をグループ会社Philkoei International, Inc.と共同で行う。なお、日本工営グループの海外における大規模なスマートシティ開発に係るプロジェクトは、インドのスマートシティ開発プロジェクトに続き2件目のプロジェクトとなる。
日本工営グループは、日本国内で培った防災・減災技術や機電・通信技術などのグループ内総合力を発揮しながらフィリピン国の発展に寄与するとともに、スマートシティ開発に係るノウハウを強化し、今後の事業へ活かしていく。
<事業の概要>
案件名称:ニュークラークシティのインフラ設計業務
発注者:Philippine Japan Initiative for CGC Inc.(BCDAとJOINの共同出資)
サービス概要:クラーク新都市約3,600haにおけるスマートシティ開発に係るインフラ設計業務
TaskA:地形測量、地質調査、防災計画
TaskB:マスタープランの見直し、実施中のプロジェクトとのコーディネーション
TaskC:インフラ設計(土地造成、道路、排水、電力、上下水、情報通信)
業務体制:2社JV:日本工営株式会社(幹事)、Philkoei International, Inc.
サービス期間:16ヶ月
画像:Conceptual Design
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