国際協力銀行(JBIC)、テクノグローバル(大阪府)がベトナムで実施する金型・プラスチック成形品事業に融資

 ㈱国際協力銀行(JBIC)は9月26日、テクノグローバル(本社:大阪府、髙田弘之社長)のベトナム法人TECHNO GLOBAL VIETNAM CO., LTD.(以下、TGV)との間で、融資金額90千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、南都銀行との協調融資によるもの。

 この案件は、TGVがベトナムのホーチミン市において行う金型及びプラスチック成形品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場設備の増設に充てられるもの。

 テクノグローバルは、2006年設立の金型及びプラスチック成形品の製造・販売を行う中小企業。金型の設計・製造、射出成型、組立までを一貫して提供できることを強みとし、2014年にTGVを設立した。堅調な経済成長に伴い、東南アジア地域を中心に今後もプラスチック成形品の需要拡大が見込まれる中、テクノグローバルは、TGVの増設を通じた事業拡大を企図している。融資は、こうしたテクノグローバルの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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