・物流拠点の統合とサービス体制強化で市場攻略を加速
㈱クボタは9月26日、ミャンマーにおける販売子会社「Kubota Myanmar Co.,Ltd」(以下、KMCL)が、ヤンゴン近郊のティラワ経済特区内に新拠点を建設し、本社と物流の機能を集約すると発表した。今後、更なる拡大が見込まれるミャンマーの農業機械需要を取り込むため、サプライチェーンの効率改善やサービス体制強化を進め、ミャンマーにおける事業拡大を推進していく。
ミャンマーの総人口及びコメ生産量はタイとほぼ同等ながら、農作業の大半を人力と役牛に依存しているため、今後は農作業の機械化が進展する見通し。
2011年よりタイのSIAM KUBOTA Corporation Co., Ltd.が、ディストリビューターを通じて、ミャンマー国内で農業機械の販売を開始し、2016年にクボタの販売子会社であるKMCLを設立し、直接ミャンマーで事業活動を行ってきた。
今回、ミャンマー国内の3カ所に分散していた本社及び物流機能を集約することで、サプライチェーンの効率化を図るとともに、ディーラー向けのサービストレーニングセンターの拡張やデモ実演場所の設置等サポート体制の強化を図る。今回の新本社及び物流拠点の建設により、今後、ミャンマーの農業の機械化の更なる発展に貢献していく。
<新本社及び新物流拠点の概要>
場所:ミャンマー連邦共和国 ティラワ経済特区内(ゾーンB)
面積:〈敷地〉84,655㎡、〈建屋〉32,000㎡
総投資額:約30億円
開所予定:2022年3月予定
<参考>
会社名:クボタミャンマーCo.,Ltd(Kubota Myanmar Co.,Ltd. )
設立:2015年9月8日
所在地:(本社)ミャンマー連邦共和国ティラワ経済特区内(ゾーンA)
代表:取締役社長 佐藤 邦朋
資本金:23.8百万USドル
事業内容:ミャンマーにおけるトラクタ、コンバイン、田植機、耕うん機、ディーゼルエンジン、建設機械、その関連商品・部品の販売、及びサービスメンテナンス
画像:ミャンマーで販売されているトラクタ(上)、コンバイン(下)。
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