三菱航空機、SpaceJet Montreal Center の設置計画を発表

・カナダ・モントリオール地域からグローバルな成長戦略をサポートする施設を設置

 三菱航空機は9月19日、カナダ・ケベック州のモントリオール地域に拠点を設置する計画を発表した。三菱航空機は今年に入り三菱スペースジェットファミリーを立ち上げ、ワシントン州レントンに米国本社を設置したが、これにより、グローバルな成長に向けた次の段階へと進む。

 三菱航空機の水谷久和社長は「グローバル市場を持つ日本企業として、三菱スペースジェットファミリーを成功に導くために、三菱航空機は、強固なグローバルプレゼンスを構築していきます。私たちはカナダのこの地域におけるこれまでの成果やそれに伴う能力を大いに尊敬しています」とコメントしている。

 カナダの民間航空発祥の地であるケベック州は、地域間を結ぶ航空機のリージョナルカテゴリーにおいて長い革新と貢献の歴史を持つ。その結果、三菱航空機の複数の既存パートナーを含む、三菱航空機ににとって、世界的に有力な航空・宇宙企業の拠点となった。

 最高開発責任者のアレックス・ベラミー氏は「モントリオールへの展開は、名古屋やワシントン州を含む主要な弊社のグローバル拠点を強化します。6 月に三菱スペースジェットファミリーを立ち上げて以来、三菱航空機は市場から非常に前向きな反応を得ており、エアラインパートナーや顧客を全面サポートしていくためのチームを構築することに引き続き注力していきます」とコメントした。

 三菱航空機は、モントリオールでの初年度に三菱スペースジェットの型式証明及び運航開始に特化した100 以上の雇用を計画しているが、その後は事業状況に合わせ、検討をしていく予定。オフィスはBoisbriand エリアである。

 SpaceJet Montreal Center の代表となるジャン・ダヴィッド・スコット氏は「会社にとって、とてもエキサイティングな瞬間です。リージョナル航空の将来に焦点を当て、この地域にチャンスをもたらすことになるチームの一員であることを誇りに思います」とコメントした。

 同社は9 月21 日(土)現地Montreal Grandé (1862 Rue le Ber) で採用活動を実施し、航空業界の型式証明や製品開発分野で経験を積んだプロフェッショナルを募集する。

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