三菱電機は9月19日、スペインの鉄道車両メーカーであるコンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.、以下CAF)社から、オランダ鉄道の車両「Sprinter New Generation」(画像上)向け車両用電機品(88編成、302両分)を受注したと発表した。
オランダ鉄道の車両向けに三菱電機がこれまでに受注した電機品は、累計206編成、706両分となる。三菱電機は受注を契機に、欧州市場における鉄道車両用電機品事業をさらに強化していく。
三菱電機は、2014年度にCAF社からオランダ鉄道の車両「Sprinter New Generation」向け車両用電機品404両分(3両×68編成及び4両×50編成)を受注しており、一部は既に営業運転が開始され、安全・安定運行に寄与している。この実績に加え、小型・軽量化や回生ブレーキによる省エネ化提案がオランダ鉄道およびCAF社から評価され、今回、追加製造される車両向け電機品の受注に至った。
<受注概要>
発注者:コンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス社(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.(CAF))
今回の受注内容:オランダ鉄道「Sprinter New Generation」向け新造車両用88編成、302両分(3両×50編成+4両×38編成)の車両用電機品(主電動機、推進制御装置=画像下)
納期:2020年度から2022年度(予定)
<オランダ鉄道の概要>
運営機関:オランダ鉄道(Nederlandse Spoorwegen、ネイダランス スポールウェーヘン)
設立:1938年
本部所在地:オランダ ユトレヒト州
路線距離・総延長:約3,200km
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