ヤンマーホールディングス(本社:大阪市北区)は9月12日、9月11日(米国時間)にスキッド・ステア・ローダー(SSL)とコンパクト・トラック・ローダー(CTL)を主力とする米国建機メーカー「ASV」社の株式を総額70.7百万ドル(約76億円、108円計算)で取得し、買収を完了したと発表した。
この買収により、「ASV」社の北米、豪州、およびニュージーランドに持つディーラーネットワークは、当社の建設機械事業のネットワークに加わる。また、「ASV」社が取り扱うOEM製品、アフターセールス事業とミネソタ州グランドラピッズに所有する約23万8,000平方フィートの生産施設もヤンマーグループの傘下に入る。
この買収は、建設現場における掘削、運搬、積載などのソリューションを提供する小型建設機械のラインアップを強化することで、北米をはじめとするグローバル市場でのグループ全体の成長に寄与することになる。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカー。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開している。
「わたしたちは自然と共生し、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしを実現します」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会”A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指している。