ヤマザキマザック(本社:愛知県大口町)は9月12日、幅広い自動 化ニーズに対応する同時 5 軸加工機「VAIAXIS C-600」を開発し、欧州国際工作機械見本市 (EMO Hannover 2019)に出展すると発表した。
VAIAXIS C-600は、さまざまな自動化システムとの適合性を高めた同時5軸加工機。多関節 ロボットを利用した自動化システムの構築も考慮し、ワーク搬入出用の自動式開閉ドアを搭載可能 としたほか、機内は凹凸面の少ない構造とすることでロボットハンドの十分な可動域を確保している。
チルト・ロータリーテーブルは剛性の高い両端支持タイプを採用し、高速・高精度・高剛性加工を実現する。また、主軸やマガジン、クーラントシステムなど各部仕様については豊富なオプションを用意し、さまざまな加工ニーズに最適な一台を選択することが可能。
新型 CNC 装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載。多関節ロボットのティーチング作業を支援する機能などにより、自動化システムのスムースな立上げ・運用を可能としている。また、AI(人工知能) を活用した加工条件の自動補正機能などにより、生産性の向上を実現している。
同社はVAIAXIS C-600 を 9 月 16 日(月)からドイツ・ハノーバーで開催される欧州国際工作機械 見本市(EMO Hannover 2019)に出展し、販売を開始する。