現代建設機械、ロシアで建設機械300台、3,000万ドル相当を受注

・昨年ロシアの現代建設機械の売上35%に相当する油圧ショベル、ホイールローダーなどに3,000万ドル

・収益性の高い大型機械の販売拡大に注力し、ロシアおよび独立国家共同体(CIS)での販売拡大を図る

 韓国の建設機械メーカー、現代建設機械(HCE:Hyundai Construction Equipment、本社:京畿道城南市)は9月10日、ロシアのクライアントからの3,000万ドル(約32.4億円、108円計算)相当の建設機械を受注した発表した。HCEは、260台の油圧ショベルのほか、ホイールローダー、スキッドステアローダーなど、約300台を提供する。これは昨年のロシア売上高の35%に相当し、同社はUlsan (蔚山:ウルサン)工場でこれらの機械を製造し、今年末までに顧客に順次納入する予定。

 HCEは、ロシアおよび近隣のCIS市場で、油圧ショベル、ホイールローダーなどの建設機械の販売を毎年増やし続けている。2016年には403台、2017年には1,088台、2018年には1,198台と増やしている。

 HCEは2008年にモスクワに支社を設立し、ロシア市場に本格的に参入した。積極的な販売戦略と地元の顧客との強力なパートナーシップに基づいて販売量を拡大。現在、この地域の主要な建設機械メーカー3社のうちの1社であり、コマツ、日立などの日本企業とともに、ロシア市場の総販売台数の半分以上を占めている。

 現代建設機械の関係者は次のように述べている。「ロシアとCISは今後も成長することが予想されており、関連する売上は継続的に増加している。収益性の高い大型の特殊機械の販売拡大に注力しているため、将来的には大幅に売上が増加するものと期待しています。」

 画像:現代建設機械が製造販売する120トン油圧ショベルの作業現場

 ニュースリリース

 ロシアの建設機械、2018年は31%増の11,831台、ショベルは34.7%増の3,926台