国際協力銀行(JBIC)、タイでミヤケ(三重県)が実施する自動車部品事業に融資

・中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建ファイナンスを通じて支援

 国際協力銀行(JBIC)は9月9日、㈱ミヤケ(本社:三重県、福井一仁社長)のタイ法人THAI MIYAKE FORGING CO., LTD.(以下、MYK)との間で、融資金額56百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、三井住友銀行との協調融資によるもの。

 今回の案件は、MYKがタイ王国のラヨーン県で行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産設備の増設に充てられる。

 ミヤケは、主に自動車用ベアリング部品の製造を行う中小企業であり、2013年にMYKを設立した。タイを中心としたアジアにおける受注が堅調に推移している中、ミヤケは今次増設により、MYKを通じたアジア市場でのシェア拡大を企図している。融資は、こうしたミヤケの海外事業展開を、タイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 .JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、アジア等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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