国際協力銀行(JBIC)、インドネシアで千代田工業(愛知県)が実施する自動車部品事業に融資

   国際協力銀行(JBICは、9月5日、千代田工業(本社:愛知県、野村隆社長)のインドネシア法人PT. CHIYODA INDUSTRY INDONESIA(以下、CII)との間で、融資金額70百万円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、京都銀行との協調融資によるもの。

 この案件は、CIIがインドネシアの西ジャワ州において行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、製造設備の増設に充てられるもの。

 千代田工業は、SUV、ミニバン等向けの自動車シート機能部品の製造・販売を手掛ける1955年設立の中小企業。2013年、インドネシアにおける製造拠点としてCIIを設立した。今後もインドネシアを含む東南アジア地域における自動車の需要拡大が見込まれる中、千代田工業は、CIIの設備投資を通じ生産能力の拡大を企図している。融資は、こうした千代田工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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