英JCB、2018年売上は前年比22%増の41億ポンド(5,248億円)、建機需要堅調で新記録

・機械販売は27%増の96,246台

 英JCBは9月3日、建設機械と農業機械の世界市場が堅調に推移したことにより、2018年(1~12月)売上高と機械販売台数が新記録を樹立したと発表した。Staffordshire(スタッフォードシャー)に本拠を置くJCBは、2018年の売上高が前年比22%増加して41億ポンド(約5,248億円、2017年:33億5,000万ポンド)であることを明らかにした。一方、機械の販売台数は同27%増の96,246に増加した(2017:75,693)。EBITDAベースの収益は同31%増加して4億4,700万ポンド(2017年:3億4,100万ポンド)となった。(1ポンドは約128円)

 Graeme Macdonald(グレーム・マクドナルド)CEOは次のように述べている。

 「2018年はJCBにとって非常に好調な年でした。その間、世界の建設機械市場は18%成長し、史上最高の100万台となりました。 JCBは昨年、売上高を22%増加させることでこの成長を上回り、これは非常に重要な成果でした。ただし、この成長は現在停滞しており、今年は多くの市場、特に中東、トルコ、ラテンアメリカ、インドが軟化しています。 JCBが将来の長期的な成長機会を十分に活用できるように、新製品開発と新しい製造能力に戦略的な投資を続けています。2018年の世界市場の継続的な成長により、JCBの生産は新しいピークに達しました。来年75周年を迎えるにあたり、イノベーションのペースは容赦ないままです。」

 また、Lord Bamford (バンフォード卿)会長は次のように述べている。

 「最近の製品の発売、特にJCBの電動ミニショベルは、建設業、特に都市の仕事現場でのゼロエミッションまたは超低エミッション機械に対する需要の高まりを活用する強力な地位にあります。」

 インドは2018年もJCBの最大の市場であり続け、今年はJCB Indiaの40周年を迎え、2020年にオープン予定のGujarat(グジャラート)州の新しい6,500万ポンド(約83億円)の工場に投資する。JCBはまた、2019年秋にオープンするスタッフォードシャーのUttoxeter(アトックシター)にある機械用キャブを製造するための新しい工場に5,000万ポンド(約64億円)を投資している。JCBには、英国の11を含めて22の工場が世界中にある。(1ポンドは約128円)

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