㈱日立ソリューションズ・テクノロジー(本社:東京都立川市)は9月4日、「協働ロボット活用ソリューション」のラインナップに協働ロボット稼働監視ソフト「ろぼ丸」を追加し、9月下旬から販売開始すると発表した。
人手不足の解消と、ものづくり現場力の強化を促進するため、顧客と協創する「協働ロボット活用ソリューション」を8月より提供開始した。今回、協働ロボット稼働監視ソフト「ろぼ丸」をラインナップに加えることにより、生産管理・工程管理業務のさらなる効率化・省力化を実現する。
協働ロボットは小型・軽量・省スペース運用を特徴とし、安全柵なし(*1)で人間と同じ空間で作業することが可能で、自動車、エレクトロニクス、食品、医薬品、化粧品などさまざまな分野で採用が進み、製造工程に欠かせないものとなって来ている。そのため、協働ロボットの稼働状態や稼働率を現場から離れた事務所から把握することや、エラーやチョコ停等発生時の復旧時間を短縮することが生産性向上に不可欠となっている。
日立ソリューションズ・テクノロジーは、半導体や自動車産業などで25年以上採用実績のある製造ソリューション「VCIM(*2)」を製品強化、拡充してきた。協働ロボット稼働監視ソフト「ろぼ丸」は、「VCIM」のノウハウを活用することにより、「稼働状態の監視」「異常停止時の通報」「異常停止からの復旧支援」「稼働履歴の見える化」の機能を実現した。
(*1) 国際標準規格(ISO 10218-1/-2:2011)に準拠した安全確保が条件
(*2) VCIM:most Valuable Computer Integrated Manufacturing system