ヤマザキマザック(愛知県大口町)は9月4日、自動化ニーズへの対応力を高めた新型複合加工機「INTEGREX i-Hシリーズ」を開発し、「INTEGREX i-450H ST」と「INTEGREX i-200H ST」の2機種を欧州国際工作機械見本市(EMO Hannover 2019)に出展すると発表した。
INTEGREX i-Hシリーズは機械本体正面に凹凸の少ないフラットなデザインを採用し、多関節ロボットや素材ストッカなど周辺機器との接近性・連携性を大幅に向上、省スペースな自動化システムの構築を可能としている。
機械構造においても、拡張性を高めたツールマガジンを採用したほか、従来より仕様を向上させた下刃物台や、チャック爪自動交換装置のオプション搭載を可能としている。これらにより、ツールやチャック爪の交換作業に付随する機械停止時間を削減、連続運転性能を向上している。
INTEGREX i-Hは、新型CNC装置「MAZATROL SmoothAi」を搭載。多関節ロボットのティーチング作業を支援する機能などにより、自動化システムのスムースな立上げ・運用を可能としている。また、AI(人工知能)を活用したプログラミング簡易作成機能や加工条件の自動補正機能などにより、生産リードタイムの短縮を実現している。
ヤマザキマザックは「INTEGREX i-450H ST」と「INTEGREX i-200H ST」の 2機種を9月16日からドイツ・ハノーバーで開催される欧州国際工作機械見本市(EMO Hannover 2019)に出展し、販売を開始する。
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