ヤマザキマザック、デジタル製造を高度化する新型CNC装置とソフトウエアを開発

 ヤマザキマザック(本社:愛知県大口町)は94日、新型CNC装置「MAZATROL SmoothAi」とソフトウエアシリーズ「MAZATROL TWINS」を開発したと発表した

 現在、グローバルで労働人口が減少、製造業においては特に熟練作業者の不足が深刻化している。その一方でニーズの多様化に柔軟に対応するために他品種少量生産の効率化が求められている。

 このような中、同社はAI・デジタルツイン・自動化などの最先端技術を採用し、工作機械の性能を最大限に引き出し、加工システム全体の生産効率を向上させる新CNC装置「MAZATROL SmoothAi」及び、対応ソフトウエアシリーズ「MAZATROL TWINS」を開発した。

 「MAZATROL SmoothAi」はAI技術を活用したプログラム簡易作成機能や加工条件の自動補正機能を搭載し、さらに自動化支援機能を強化した新型CNC装置。「MAZATROL TWINS」は、加工現場の工作機械の仮想モデルをオフィスのPC上に作成(デジタルツイン)、工具データや各種パラメータを含め、全てのデータを現場の工作機械と完全に同期させることで、オフィスPC上の仮想モデルで制度の高い加工段取り(デジタル段取り)を可能とするソフトウエアシリーズ。

  ヤマザキマザックは新型CNC装置を916日からドイツ・ハノーバーで開催される欧州工作機械見本市(EMO Hnonover 2019)に出展する新機種に搭載され、順次他の機種にも展開。対応ソフトウエアシリーズも同時に出展、販売を開始する。

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