㈱タダノは9月2日、日本国内5番目となる香西工場が2019年8月より本格稼働に入り、創業100周年の記念日である8月29日に同工場で完成披露式を開催したと発表した。
タダノグループは長期目標として「LE世界No.1」(LE = Lifting Equipment)を掲げており、その達成に向けて建設用クレーンおよびブーム・シリンダ等主要部品の生産能力を高めるべく、2019年4月、香川県高松市香西北町に同工場を竣工した。本格稼働を迎えるにあたり、香川県の浜田恵造知事、高松市の大西秀人市長をはじめ140名が列席、8月29日、完成披露式を開催した。
披露式では、多田野宏一社長が挨拶した後、来賓を代表して浜田知事、大西市長が祝辞を述べた。続いて西陽一朗・取締役執行役員常務が工場の概要および組立ラインを紹介した。
香西工場は「Next Generation Smart Plant ~ 人と機械が調和し、次世代につながるスマート工場」をコンセプトに建設した。無人搬送車や工場内の空調システム、そのほか最新鋭の設備を導入し、従来の生産性を大きく向上させることを目指している。また完成した製品は隣接する港からバージ船での輸送が可能。
<香西工場の概要>
2016年11月に香川県より高松港香西(西)地区埋立地の工業用地を取得。
2017年11月に第1期工事に着手し、2019年4月竣工。
敷地面積:約20万㎡
建物延床面積:約4万7,000㎡(第1期工事)
主な生産品目:ラフテレーンクレーン、トラッククレーン、ブームおよび長尺シリンダ等主力部品をグループ内に供給
画像:香西工場全景
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