村田機械(本社:京都市伏見区)は8月29日、ボールスクリュープレスブレーキ「BB Advanced versionシリーズ」の中で最小サイズとなる「BB306 Advanced version」を9月より販売開始すると発表した。
「BB306 Advanced version」は、加圧能力270kN、曲げ長さ630mmの小型汎用プレスブレーキ。機械幅が小さいため、椅子に座りながらの作業も可能。操作パネルは±12°のチルト機能を備え上下の角度調整が可能で、立ち作業と座り作業のどちらにも対応している。また、加工動作部前に作業テーブルを標準装備し、材料や加工途中のワークや完成品を一時的に置いたり、測定器を置くなど、オペレーターの作業効率を高める。「BB306 Advanced version」は、ブランク加工の傍らで小物ワークなどの曲げ加工に最適な1台。
■「BB Advanced Versionシリーズ」の特長
◇ボールスクリュードライブシステム
「BB Advanced versionシリーズ」は、ACサーボモータ制御のボールネジで駆動するボールスクリュードライブシステムの搭載により、高速動作と安定した繰り返し停止精度を実現。減速機を組み込むことで騒音も抑え、良好な作業環境づくりに貢献する。
◇作業性に優れた操作パネル
21.5インチのタッチパネルワイドモニターに使いやすいユーザーインターフェースを搭載。機械の状態をオペレーターに伝えるアナウンスインジケーターや金型管理画面での金型図表示などの作業者支援機能を備えている。
◇板金CAMフォーマット「SCPX」対応
同社開発の板金CAMフォーマット「SCPX」に対応し、他社製CAD/CAMデータとの互換性を強化している。(対応する他社製CAD/CAMシステムごとにSCPXフォーマットへの変換方法や必要なソフトウエアは異なる。)
<BB306 Advanced version>
駆動方式:ボールスクリュードライブ(ボールネジ駆動)
加圧能力:270 kN(27.5 ton)
曲げ長さ:630 mm
電源容量:11 kVA
機械重量:2.6 ton
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