三井E&Sマシナリー、6,000KW級ガスタービンコージェネレーション設備「MSC65」国内初号機を引き渡し

・積水化学工業㈱滋賀水口工場向け

 ㈱三井E&Sマシナリーは8月27日、積水化学工業㈱滋賀水口工場向けに三井・Solarガスタービンコージェネレーションシステム(以下、MSC)の新機種「MSC65」を引き渡したと発表した。「MSC65」の納入は今回が国内で初となる。また、同工場には、2003年に「MSC50」を納入しており、今回はその増設となる。

 「MSC65」は、Solar Turbines社(米国カリフォルニア州)が、システム全体の総合効率を重視して新たに開発したガスタービン「Taurus 65」を搭載したシステムで、総合効率85%以上を誇る新機種。優れた環境性とエネルギーメリットで、高いコストパフォーマンスを実現している。

 三井E&Sマシナリーは、産業用ガスタービン中規模クラス(3~15MW)のMSCシリーズを中心に、過去140基以上のガスタービンコージェネレーション設備をお客様に納入しているが、今後は自社開発品である1MW級ガスタービン「SB5N」をラインナップに加え、より多くの顧客のニーズに沿った提案をしていく。今後も、社会や人に役立つ製品・サービスを提供し、CO2の削減、資源の効率利用といった社会課題の解決に取り組んでいく。

<システムの特長>

1.性能

・米国Solar Turbines社製「Taurus 65」ガスタービン。発電端出力:5,940kW。(吸気温度15℃)

・コージェネレーションシステムとしての高い総合効率86.5%(送気蒸気量:13.39t/h)。

2.環境対応

・燃料は天然ガスを使用するため、有害な排気成分がほとんど無い。

・ガスタービンは希薄予混合燃焼システム(SoLoNOx)により非常に低レベルのNOx排出値: ガスタービン単体では20ppm以下(O2 16%換算)

 ニュースリリース