コベルコ建機は8月9日、インド子会社であるKOBELCOCONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.(以下KCEI)は、現地の油圧ショベル工場での生産台数が1 万台に達したことから、8月6日、インド アンドラ・プラディッシュ州で生産1 万台達成記念式典を執り行ったと発表した。当日はKCEI 幹部をはじめ、現地工場従業員約300名が式典に参加した。
コベルコ建機はインドにおける需要の拡大を見据え、2011 年1 月よりアンドラ・プラディッシュ州SRICITY 工業団地で工場の操業を開始した。当初は日当たり2 台体制で操業を開始したが、足元10台体制まで拡大、現在は12 台体制に向け能力増強を進めている中、8 月2 日に現地での生産台数が累計1万台に到達した。
当日の式典で、中川浩二KCEI 社長は、「インド市場において10 年も満たないうちに油圧ショベルの生産が1万台に到達できたことは非常に誇らしいこと。次の10 年は安全、品質、生産性の面で全コベルコの工場においてトップクラスの工場を目指したい」と述べた。
経済発展とインフラ整備の進展に伴い、油圧ショベルの需要が拡大しているインドにおいて、コベルコ建機の油圧ショベルは、『低燃費のコベルコ』と評価頂き着実に販売を伸ばしている。
今後も好調が見込まれるインド市場に対して、よりタイムリーに高品質の製品を顧客のもとへ届けるとともに、さらに高い品質を目指し、今後も競争力ある製品づくりを目指していく。
画像上・左から:DEEPAK KACKER KCEI 副工場長、中川 浩二 KCEI 社長、西田 吉男 KCEI工場長、秋山 健 生産本部 本部長補佐(第1期 KCEI 工場長)、梅田 直嗣 調達部 クレーン部品グループ長(第2期 KCEI 工場長)
<KCEIの概要>
社名:KOBELCO CONSTRUCTION EQUIPMENT INDIA PVT. LTD.(KCEI)
日本名:コベルコ コンストラクション イクイプメント インディア
所在地: 本社:インド ノイダ市郊外(デリー市中心から東へ約20 ㎞)
工場:アンドラ・プラディッシュ州 SRI CITY 工業団地(チェンナイ市内から北へ75 ㎞)
代表者:中川 浩二
出資比率:コベルコ建機株式会社97%、伊藤忠商事グループ3%
操業開始:2011 年1 月(油圧ショベル工場)
事業内容:建設機械の生産、インド・ネパール・バングラデシュにおける建設機械の販売・サービス
生産品目:14~50 トンクラスの油圧ショベル、55~260 トンクラスのクローラクレーン
生産能力:油圧ショベル:1,200 台/年(当初)、現在(2,000 台/年)、増強後予定(3,000 台/年)、クローラクレーン:100 台/年
従業員数:653 名(2019 年3 月末現在)
面積:油圧ショベル工場:敷地面積68,800 ㎡、建屋面積13,900(20,900)㎡
クレーン工場 :敷地面積78,000 ㎡、建屋面積:13,800 ㎡
※()内は増強後の面積
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