イタリアの建設機械、2019年1~6月は15%増の7,352台

・海外市場は好調だが緩やかなペースで推移

 UNACEA:2019年7月23日

 2019年1~6月、7,352台の建設機械がイタリア市場で販売され、2018年の同時期と比較して15%の成長を記録した。道路建設機械は274台(+ 18%)。

 統計活動を担当するUnacea評議員のAntonio Strati(アントニオ・ストラティ)は次のように述べている。

 「2019年後半にもイタリア市場の力強い成長傾向が確認されました。これは私たちの部門にとっても私たちの国にとっても重要な結果です。イタリアの産業は国際化への投資のおかげで危機の長年に対応することができました。今日国内市場でさえ全体的に前向きな経済的状況で公園の更新によって支えられた実質的なビジネスレベルに戻ります。成長傾向を維持するためには、投資先としてのイタリアの魅力を高めることが依然として重要です。素晴らしい作品は開発のためのさらなる機会を構成します」。

 国際貿易は、緩やかな成長率にもかかわらず、好調だった。 Prometeia(調査・コンサルティング会社)がUnaceaと共同で行ったSamoter Outlookの最新の貿易報告によると、1~4月の建設機械輸出は9億9,200万ユーロに達し、前年同期と比較して1.9%増加した。(1ユーロは約121円)

 セグメント別によると、タワークレーンの輸出(+ 4.2%)、骨材製造用の機械(+ 3.4%)、コンクリート用の機械(+ 3.4%) )、土工機械の(+ 3%) 輸入は3億500万ユーロで、前年同期比1.8%増だった。1.9%の成長を見せたこの部門の貿易収支は6億8,600万ユーロだった。

 ニュースリリース(イタリア語)

 2019年上半期データ(イタリア語)

UNACEA (イタリア建設機械協会)について

 2010年に創設され、現在約50のメンバーで構成されているUNACEAは、建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。UNACEAのメンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、油圧ショベルなどがある。

 UNACEAはイタリアのCECE(欧州建設機械委員会:13カ国・約1,200社、売上高230億ユーロ、直接雇用者13万人)会員。

   イタリアの建設機械・設備産業は、2007年以来製造業全体に深刻な困難が及んでいるにもかかわらず、生産量の点でヨーロッパでも最高の産業の1つであり続けている。世界的に有名で評価されているイタリアの製品は、その高い専門性、継続的な技術革新、そしてエレガントなデザインで際立っている。 2014年の売上高は25億ユーロ(約3,025億円・121円計算)を超え、生産量の約7割が輸出されている。このイタリアの産業部門には約200社が参加し、直接6,000人を雇用し、関連産業でさらに3万人の雇用を生み出している。(HPより)