日鉄エンジニアリング、ドイツ子会社が廃棄物発電施設の増設工事を受注

 日鉄エンジニアリング(本社:東京都品川区)は、ドイツ廃棄物発電プラント子会社であるSteinmuller Babcock Environment GmbH、以下SBENG社)を通じて、ドイツのルートヴィヒスハーフェン市におけるストーカ炉式廃棄物発電施設増設工事を受注したと発表した。

 受注した施設は、ルートヴィヒスハーフェン市を含むドイツ・ラインラント=プファルツ州の複数の自治体が出資する廃棄物処理事業会社が、現在運営中のストーカ炉式廃棄物発電施設の老朽化による更新を目的として、新たに2系列を建設するもの。

 また、施設の建設は既設プラント敷地内における限られたスペースでの工事となるため、安全及び工程の管理に関して厳しい要求があるが、これらの要求事項を満たすSBENG社の技術提案、並びにドイツをはじめとする欧州における廃棄物発電施設の数多くの納入実績が、客先から高い評価を得て、受注に至った。

 日鉄エンジニアリングは、今後もSBENG社と共に日鉄エンジニアリンググループとして総力を挙げ、日本、欧州、アジア等の各地域において、環境性能・高効率エネルギー回収技術に優れた廃棄物発電システムを提供し、安全・安心な循環型社会の実現に貢献していく。

<案件概要>

発注者名: Gemeinschafts-Muellheizkraftwerk Ludwigshafen GmbH

 (ゲマインシャフツ・ムルハイツクラフトヴェルク・ルートヴィヒスハーフェン)

施設規模:定格処理量 260トン/日×2系列

建設場所:ドイツ連邦共和国 ラインラント=プファルツ州 ルートヴィヒスハーフェン市

竣工時期:2024年

契約範囲:ストーカ炉及びボイラ等 2系列の設計、調達、据付及び試運転

 ニュースリリース