ヤマザキマザック、小径パイプ専用高速レーザ加工機「FT-150 FIBER」

 ヤマザキマザック(本社・愛知県大口町)は7月23日、高精度レーザヘッドを搭載した、小径パイプの量産向け高速レーザ加工機「FT-150 FIBER」を発表し日本での販売を開始すると発表した。

 家具や建築、車輛フレームといった部材には、φ150mm以下の小径パイプがメインに使用されている。FT-150 FIBER は、こうした量産が求められる業界をターゲットに開発したレーザ加工機で、小径の丸パイプや角パイプを高精度・高品質に加工し、高付加価値と高生産性を実現する。

 新開発のバンドルローダにより、大量のパイプ材をローダーに置くだけで、1 本ずつ自動で機械内に搬入することで長時間の連続加工と高生産性を実現する。また、高精度レーザヘッドを搭載し、多数の小径穴の高精度面直加工や付加価値の高い開先加工が可能。パイプ素材の外形寸法をレーザ計測して素材の歪みを自動補正する機能もオプションで装備可能で高精度加工を可能にする。

 さらに、パイプの溶接シーム(継ぎ目)を検出することにより、シームを考慮した角度を割り出す「シーム検出機能」、加工時のパイプ内面へのスパッタ付着や照射されたレーザによる裏焼けを防止する「ワークスパッタガード機能」、通常のタップ加工に加え、薄板でもタップ加工が可能な「バーリング加工機能」などのオプション機能を充実させ、高付加価値で高品質な加工を実現する。

 7月31日~8月3日に東京で開催される「MF-TOKYO 2019」に FT-150 FIBER を出展し、日本での 販売を7月31日より開始する。

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