東亜合成、高岡工場に高岡創造ラボを建設

・接着剤製品の開発機能を強化、2020年秋竣工予定

    東亞合成(本社:東京都港区)は7月18日、高岡工場富山県高岡市)に高岡創造ラボを建設することを決定したと発表した。

 高岡工場は、1918年に設立された北海曹達・伏木工場においてカセイソーダをはじめとした電解製品の生産を開始し、1944年、東亞合成化学工業・高岡工場(現・高岡工場)に改称した。その後、産業構造の変化に伴い、2003年に電解製品の生産を終息したが、1963年瞬間接着剤「アロンアルフア(R)」の生産を開始したのを皮切りに、2012年には関東地区にあった工業用途の接着剤工場を移設し、瞬間接着剤から工業用の機能性接着剤にまでわたる東亞合成・接着剤製品の製造機能を集約した。また、新たな事業分野である植物工場への取り組みを行うなど、東亞合成・高付加価値製品の製造や新事業創造を担う重要な拠点となっている。

 東亞合成グループは、「素材と機能の可能性を追求し、化学の力で新しい幸せをあなたへ届けます。」との企業理念の下、技術と高付加価値製品で存在感のある化学企業を目指している。今回、高岡工場に高岡創造ラボを設置することで、多岐にわたる接着剤製品の開発機能の強化とスピードアップを図る。また、製品の展示コーナーや見学ホールを設け、顧客や地域社会に、より開かれた、親しまれる施設としていく。

<高岡創造ラボ 概要>

高岡工場住所:富山県高岡市伏木二丁目1番3号

床面積:約4,220 ㎡

建設面積:約1,790 ㎡

工事期間:2019 年9 月着工、2020 年秋竣工予定

 ニュースリリース