日立造船、北海道新幹線・札樽トンネル向け Φ12.09m泥土圧シールド掘進機を受注

 日立造船は7月17日、㈱大林組を代表とする特定建設工事共同企業体(大林・東亜・大本・みらい・丸彦渡辺北海道新幹線、札樽トンネル(札幌)特定建設工事共同企業体、以下、大林組JV)より、北海道新幹線・札樽トンネル工事向けΦ12.09m泥土圧シールド掘進機(1機)を受注したと発表した。

 受注した掘進機は、現在建設中の北海道新幹線・札樽トンネルにおいて、大林組JVがシールド工法によって施工する8,412mのうち、発進立坑から小樽側までの約1,400mを掘進する。同機は、日立造船が国内向けに製作する泥土圧シールド掘進機としては、2009年に完成させた中央環状品川線大井地区トンネル向け(Φ13.6m)に次ぐ2番目の大きさとなる。

 日立造船は、1967年にシールド掘進機事業を開始して以来、国内外に1,300機以上を納入しており、世界最大級となるΦ17.45m泥土圧シールド掘進機を米国向けに納めるなど、Φ10m以上の大型シールド掘進機製作に豊富な実績を有している。

 日本政府による「SDGsアクションプラン2019」では、「SDGsを原動力とした地方創生、強靭かつ環境に優しい魅力的なまちづくり」を推進分野の1つとしているが、日立造船はシールド掘進機や橋梁、水門、海洋構造物などの社会インフラ整備事業を手がける企業として、今後もSDGs達成に積極的に取り組んでいく。

<受注概要>

工事名:北海道新幹線、札樽トンネル(札幌

建設主体:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構

施工:大林組JV(構成企業:株式会社大林組、東亜建設工業株式会社、株式会社大本組、みらい建設工業株式会社、丸彦渡辺建設株式会社)

機種:Φ12.09m泥土圧シールド掘進機(1機)

 ニュースリリース